漢・安田章大を見た『俺節』(ネタバレなし)
現在、赤坂ACTシアターで上演中の舞台『俺節』を見てきました。
主演は関ジャニ∞の安田章大さん。
休憩をはさんで、第2幕だけでも約2時間、全体で3時間近い長丁場のお芝居でしたが、それを感じさせることなく、終始観客を引き付けて離さない舞台でした。
いい意味で、「ジャニーズのタレントの舞台」じゃなかった(と私は思ったのだけど)点がすごくよかったです。
— paola (@paola_blog) 2017年6月11日
ストーリーの見せ方もステキだったなあ。
まだ上演中なので、詳細は避けますが、ストーリーは決して幸せな話ではなく、辛い出来事や苦労するシーンも多いのですが、その中にちょっとした笑える場面や救われる言葉も出てきます。原作がそういう内容だったのかもしれませんが、だとしても、芝居にそれを入れ込み、楽しませてくれるのは作り手の皆さんの素晴らしさだと思います。
ジャニーズのタレントが出演する舞台は、そこばかりにスポットが当たることが多いのですが(見る人の意識や報道の仕方も含めて)、今回の『俺節』は安田さんだけが目立つのではなく、アンサンブルの方々も含め、共演する皆さんと一緒に舞台を作り上げているという印象を受けました。
青森・鯵ヶ沢から上京し、演歌歌手を目指す男が、さまざまな壁にぶち当たりながらも、いろいろな人に支えられて夢に近づこうとする『おれぶし』。エイトの中にいる安田さんとは一味違う、「漢・安田章大」が見られる作品です。
これから見に行く方も多いと思いますが、どうぞ楽しんできてください。
私にとっては、「見てよかった」と感じた作品のひとつです。