たよりがないのは いいたより2

「ココログ」で書いていたお笑い中心ブログ『たよりがないのは いいたより』姉妹版。

東北人の目から見た8/19 済美 vs 盛岡大付 仙台育英 vs 大阪桐蔭

まずは私が東北、しかも主に岩手に縁があるということをご考慮のうえ、読んでいただけたら幸いです。

◎第1試合:済美 vs 盛岡大付 7対12

終始ハラハラさせられる試合でした。
勝利を手中に収めたかと思うと、すぐに済美も得点。
満塁ホームランもこの相手には威力を発揮しないのかと思いながら、ため息をついたり、さらなる追加点に喜んだり。「気持ちの高低差で耳キーンなるわ」(笑)というのがこの試合中の想いでした。

9回表、ホームランで追いつき、延長に持ち込んで、大量5得点。
かつての東北の高校なら、「撃ち合って競り勝つ」なんて想像もできないことでした。
厳密にいえば、いろいろな地方から集まった選手たちが、岩手代表の高校のチームとして出場しているわけですし、それぞれにわざわざ岩手まで来た理由もあるのでしょう。

それでも、みんなが一丸となり、岩手の人たちを喜ばせてくれたことは、とてもうれしかったです。そして、解説の方が、監督や選手の態度を褒めてくださったことも、何より喜ばしいことでした。

◎第4試合:仙台育英 vs 大阪桐蔭 2対1

こちら第1試合とは打って変わって、なかなかスコアが動かない試合。
8回に大阪桐蔭が得点したことで、何とかならないかなあと思いながらも、どこかで仙台育英はどうかなあ…と思っていました。

するとまさかまさかの、誰も想像しえなかった事態が。

仙台育英の1塁コーチャーもセーフを必死にアピール。
9回裏2アウト満塁。ただでさえ興奮する展開に、思わぬミスが相まって、甲子園全体の雰囲気も変わってしまったようです。
大阪桐蔭にとっては、つらい試合になってしまいました。

一方の仙台育英も、劇的な勝利に試合終了後のインタビューで、佐々木監督が、選手は点滴を打ちながら頑張っていることなどを交えて話しながらも、「今、何を言ってるのかわかりませんが…」と喜びと驚きが合わさったような様子でした。

その想いは、どうやら地元・仙台の東北楽天イーグルスの本拠地、コボパークで試合を見ていた人たちにも伝わったようです。

いずれにしても、高校野球は劇的な試合が多く、勝った方にも負けたほうにも肩入れしたくなりますね。

さて、今日は仙台育英盛岡大付とも準々決勝に臨んでいます。
昨日の疲れや暑さもあると思いますが、昨日勝った勢いも残っているはず。
どちらも東北代表として、悔いのない試合を見せてください!