たよりがないのは いいたより2

「ココログ」で書いていたお笑い中心ブログ『たよりがないのは いいたより』姉妹版。

堂本剛の『私はこうやって生きてます』にいたるまで

生き方、とまでいかずとも、物事の考え方に対する指針を持ってる人は多いと思います。カチッとしたものじゃなくても、ざっくりとでも。

何年か前までNHK-BSで不定期に『堂本剛ココロ見』という番組が放送されていました(Wiki情報だと、2014年が最後だそうです、今のところ)。
その番組には、『クレイジージャーニー』にも登場した、命がけの修業を満行した住職・塩沼亮潤さんや、依頼された植物探しのために世界を駆け巡るプラントハンターの西畠清順さん、『マツコとマツコ』でマツコロイドをつくったロボット研究者の石黒浩さんなど、さまざまなジャンルの人が出演し、剛くんと対談しました。

私はこの番組がとても好きでした。どこか達観したような剛くんに、求道者のような人たちが自らの経験をもとに、何気ない言葉で知恵を授ける…でも、押しつけがましさはひとつもなく、『ココロ見』には常に静かで穏やかな空気が漂っている気がしました。

そんな環境音楽のような番組の中で、剛くんは自然と何かを身に着けていったのでしょう。『櫻井・有吉THE夜会』での「好きな女性のタイプ」という質問は、アイドルに対してありがちなものですが、その答えを聞いたときに、くだんの『ココロ見』をふと思い出しました。そして剛くんの言葉は、胸の中にじんわりと広がっていくとともに、恋愛だけに限った話ではないように感じました。

もうひとつ、テレビで見た、人生観に関する言葉を紹介します。

改めて言うまでもなく、生きていればいろいろあるし、嫌なこともツラいことも山ほどあるけど、そう感じられるのは生きているからこそ。

だけど生きていたくもないし、頑張りたくもない。そういう瞬間もあるかもしれません。そんなとき、何がもう一度自分を奮い立たせてくれるのか。何が自分を救ってくれるのか。心身ともに健康なときに、そういうものを見つけておくと、少し楽に過ごせるのかなあと思いました。