堂本剛の『私はこうやって生きてます』にいたるまで
堂本剛「人生って結局一回で、誰もが絶対死ぬじゃないですか。(恋愛や結婚は)その間の話なんで、それを他人に振り回されてる感じとか、他人のこと気にしてる感じとか、僕はもったいないと思ってるんで、『私はこうやって生きてます』みたいな人のほうがいいかなと」
— paola (@paola_blog) 2017年8月5日
…広く人生に当てはまるお言葉。
生き方、とまでいかずとも、物事の考え方に対する指針を持ってる人は多いと思います。カチッとしたものじゃなくても、ざっくりとでも。
何年か前までNHK-BSで不定期に『堂本剛のココロ見』という番組が放送されていました(Wiki情報だと、2014年が最後だそうです、今のところ)。
その番組には、『クレイジージャーニー』にも登場した、命がけの修業を満行した住職・塩沼亮潤さんや、依頼された植物探しのために世界を駆け巡るプラントハンターの西畠清順さん、『マツコとマツコ』でマツコロイドをつくったロボット研究者の石黒浩さんなど、さまざまなジャンルの人が出演し、剛くんと対談しました。
私はこの番組がとても好きでした。どこか達観したような剛くんに、求道者のような人たちが自らの経験をもとに、何気ない言葉で知恵を授ける…でも、押しつけがましさはひとつもなく、『ココロ見』には常に静かで穏やかな空気が漂っている気がしました。
そんな環境音楽のような番組の中で、剛くんは自然と何かを身に着けていったのでしょう。『櫻井・有吉THE夜会』での「好きな女性のタイプ」という質問は、アイドルに対してありがちなものですが、その答えを聞いたときに、くだんの『ココロ見』をふと思い出しました。そして剛くんの言葉は、胸の中にじんわりと広がっていくとともに、恋愛だけに限った話ではないように感じました。
もうひとつ、テレビで見た、人生観に関する言葉を紹介します。
先週の『オー!!マイ神様』にて。
— paola (@paola_blog) 2017年8月7日
徳川家康を自らの「神」という、松村邦洋の言葉。
「出来不出来があっても、仕事でヒットを出すのは生きてないとできない」
そして、松村が心のよりどころにしている家康の言葉。
「不自由を常と思えば不足なし」
気持ちが崩れそうな時に思い出したい言葉。
改めて言うまでもなく、生きていればいろいろあるし、嫌なこともツラいことも山ほどあるけど、そう感じられるのは生きているからこそ。
だけど生きていたくもないし、頑張りたくもない。そういう瞬間もあるかもしれません。そんなとき、何がもう一度自分を奮い立たせてくれるのか。何が自分を救ってくれるのか。心身ともに健康なときに、そういうものを見つけておくと、少し楽に過ごせるのかなあと思いました。